令和6年8/12日号【1997号】主なトピック

全ランク50円を提示、平均1054円へ 最低賃金目安答申 過去最大の引き上げ幅
 
中央最低賃金審議会(会長=藤村博之・独立行政法人労働政策研究・研修機構理事長)は7月25日、2024年度地域別最低賃金額改定の目安を厚生労働大臣に答申した。引き上げ額の目安はA・B・Cの各ランクとも過去最高となる50円。物価の高騰が続く中、特に労働者の生計費を重視し、大幅な引き上げ額を提示するとともに、課題となっている地域間格差について、少なくても比率を是正する観点から各ランクを同一額とした。目安通りに引き上げられた場合、最低賃金の全国加重平均額は1054円(23年度比50円増)となる。

被用者保険の適用拡大 短時間労働者の企業規模要件撤廃へ 労働時間・賃金は見送り
 厚生労働省の「働き方の多様化を踏まえた被用者保険の適用の在り方に関する懇談会」(座長=菊池馨実・早稲田大学法学学術院教授)は7月3日、議論の取りまとめを行い、社会保障審議会の年金部会と医療保険部会に報告した。短時間労働者への適用拡大では、企業規模要件の撤廃を提言。同時に企業や保険者への影響に留意し、配慮措置や支援策を講じるよう求めている。今後、年末に向けて制度改正に向けた議論が本格化する。

 ●東京都春季賃上げ妥結状況 賃上げ率は4.78% 妥結額は1万5670円
 
東京都は71日、都内1000の労働組合を対象に調査した2024年春季賃上げ要求・妥結状況(最終集計、627日現在)をまとめた。

2024年賃金改定状況 平均賃金改定率は1・9% 改定実施事業所は約6割
 
厚生労働省は710日、中央最低賃金審議会の目安に関する小委員会に「24年賃金改定状況調査」の結果を報告した。常用労働者30人未満の企業の5149事業所に在籍する2万9463人の労働者について、6月分の給与等を集計している。

連合年金調査 〝年収の壁〟の理解度は半分以下 被扶養者に就労調整多く
 
日本労働組合総連合会(連合)はこのほど、今年3月に実施した「年金に関する調査2024」の結果を公表した。有効サンプル数はインターネットリサーチによる15歳以上の男女1000人。

全国ビルメンテナンス協同組合連合会名誉会長 平田二夫氏お別れの会 約150人が別れを惜しむ 菅前総理が弔辞
 
全国ビルメンテナンス協同組合連合会名誉会長で、さる415日に肺がんのため80歳で亡くなった平田二夫氏のお別れの会が717日、横浜市中区のロイヤルホールヨコハマで開かれ、業界関係者約150人が故人との別れを惜しんだ。

第14回太平グループ令和6年度ビルクリーニング技能競技大会 優勝は東京支店・眞壁隼選手 6年ぶりにビルメンテナンス会館で開催
 
太平ビルサービス㈱(本社:東京都新宿区、狩野正夫社長)は7月13日、東京・西日暮里のビルメンテナンス会館で第14回ビルクリーニング技能競技大会を開催した。ビルメンテナンス会館での開催としては2018年以来6年ぶりとなる大会にはグループ会社を含め39店から選抜された52選手が出場。熱戦の結果、栄えある優勝には知的障害者の東京支店・眞壁隼選手が輝いた。

ビルメンテナンスフェアTOKYO2024 来場者数が3000人超 29社が最新情報を発信
 
(公社)東京ビルメンテナンス協会は718日と19日の2日間、東京都港区の東京都立産業貿易センター浜松町館で『新常態時代を切り拓く、イノベーションとの出会いがここにある。』をテーマに『ビルメンテナンスフェアTOKYO2024』を開催した。同館35階の3フロアを使って行われた展示会には29社が出展し、ロボットやIoTを活用したマネジメントシステムなど最先端の製品・サービスを提案。2日間で3041人が来場する盛況だった。