●建築物省エネ法改正案 新築すべてに適合義務
政府は4月22日、原則として全ての新築の住宅・建築物に省エネ基準への適合を義務付けることなどを内容とする建築物省エネ法等の一部改正案を閣議決定し国会に提案した。成立した場合、一部を除き3年以内に施行される。政府目標である2050年カーボンニュートラル、30年度温室効果ガス排出量46%削減(13年度比)を達成するため、省エネ性能の底上げと更なる向上、再生可能エネルギーの利用促進、木材利用を促進するための防火規制・構造規制の緩和などが盛り込まれている。
●無期転換権発生時に労働者に通知
有期契約労働者の無期転換ルールや、多様な正社員の労働契約などについて検討を進めてきた厚生労働省の検討会は3月30日、労働条件の明確化などを提言する報告書をまとめた。報告書は4月27日に開催された労働政策審議会労働条件分科会(写真左)に報告され、必要な制度改正についての検討が開始された。
●国交省 官庁施設ZEB化へ
国土交通省官庁営繕部は、官庁施設の計画・設計に適用する「官庁施設の環境保全性基準」を改定し、新築する場合は原則として「ZEBオリエンテッド」相当以上のエネルギー消費性能を確保することを規定、4月1日から適用を開始した。
●東京都パート実態調査 平均時給は1331円
東京都は4月21日、「パートタイマーに関する実態調査」の結果を公表した。都内の常用雇用者30人以上の3000事業所と、そこで働くパート労働者1928人を対象に、21年10月1日時点の状況を調査。859事業所(28・6%)・558人(28・9%)から回答を得た。今回は、前回17年度調査との比較のほか、パート・有期労働法や同一労働同一賃金ガイドラインの施行、新型コロナウイルス感染拡大の影響などについても調査している。
●第31回BELCA賞表彰式 ロングライフ部門3件、ベストリフォーム部門7件を表彰
(公社)ロングライフビル推進協会(略称BELCA、蓮輪賢治会長)は5月19日、東京都中央区のロイヤルパークホテルで「第31回BELCA賞表彰式」を開催した。昨年、一昨年はコロナ禍により表彰式が中止されたため、3年ぶりの開催となった。
●東京ガラス外装クリーニング協会 佐元正之会長を再選
(一社)東京ガラス外装クリーニング協会(佐元正之会長、略称GCA)は5月27日、東京都台東区の浅草ビューホテルで第9回通常総会と2022(令和4)年安全大会を開催した。
総会では2021年度事業報告・決算、22年度事業計画・予算、22・23年度役員選任などの議案を審議、全て原案通り承認された。役員選任では理事12人と監事2人を決定。臨時理事会で会長に佐元正之氏、副会長に羽生田信之・中原繁則・中畑誠一の3氏、専務理事に高下久男氏が再選された。
●神奈川県ビルメンテナンス協会 「清掃と防疫」を両立し、業界の発展に貢献
(一社)神奈川県ビルメンテナンス協会は5月27日、横浜市中区のホテルメルパルク横浜で3年ぶりに令和4年度定時総会(写真左)を開催し、3月の理事会で決議した令和4年度事業計画・予算について報告するとともに、令和3年度事業報告・決算、定款の一部改正、理事会推薦理事・支部推薦監事の選任(信任)について審議、原案通り承認した。
●川崎市ビルメンテナンス業協同組合 創立30周年記念式典を開催
川崎市ビルメンテナンス業協同組合は5月20日、神奈川県川崎市の川崎日航ホテルで創立30周年記念式典を開催した。
同組合は1992(平成4)年に創立。「中小零細企業が結束して大企業と同等の仕事をしよう」を合言葉に結成され、当初は4社でスタートし、最終的には7~8社の加盟が目標だったという。その後、紆余曲折はあったものの現在は組合員12社、賛助会員9社と安定して成長を遂げた。