●フリーランス法が施行 発注者に条件明示・環境整備義務 買いたたき・不当な報酬減額などを禁止
11月1日、フリーランス法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)が施行された。内閣官房・公正取引委員会・中小企業庁・厚生労働省は施行を前に10月18日、21年3月に策定された「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」を改訂した。ガイドラインは法令を踏まえ構成を整理し、適用法令や遵守すべき事項を明示している。ビルメンテナンス関連業務でも一人親方などフリーランスに業務委託するケースもあり、法令に則した対応が求められる。
●出入国在留管理庁 技能実習制度の転籍要件を緩和 各種ハラスメント、重大な契約違反等を明記
出入国在留管理庁は11月1日、「技能実習制度運用要領」を改正し、原則として認めてこなかった技能実習制度における転籍(実習先の変更)の運用を改善。「やむを得ない場合」の判断基準を明確化するとともに、手続きを柔軟化することとした。
●2023年住宅・土地統計調査 空き家が900万戸超 東京は共同住宅が7割
総務省がまとめた2023年住宅・土地統計調査の「住宅及び世帯に関する基本集計」(確報集計)結果によると、2023年10月1日時点の空き家数は900・2万戸(前回18年調査比51・3万戸増)で、総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)は13・8%(同0・2㌽上昇)で、どちらも過去最高を更新した。
●第54回建築物環境衛生管理技術者試験 1759人が合格 受験者数は6年連続減少
厚生労働省は11月7日、「第54回建築物環境衛生管理技術者試験」の合格者を発表した。
●2023年度衛生行政報告例 登録営業所数が3年連続減少 帳簿書類の不適率が2年連続上昇
厚生労働省は10月29日、建築物衛生法に基づく特定建築物・登録営業所の立入検査結果などを含む2023年度「衛生行政報告例」の結果を公表した。23年度末時点の登録営業所数は1万7803件(前年度比111件減)で3年連続の減少。立入検査等による不適率は「設備」が2・1%(同0・1㌽悪化)、「帳簿書類」が6・5%(同0・3㌽悪化)、「その他」が4・1%(同1・8㌽改善)で、帳簿書類は2年連続で不適率が上昇している。
●熱中症救急搬送状況 搬送人数は過去最多の9万7578人 65歳以上の高齢者が57.4%
総務省消防庁は10月29日、今年5~9月の熱中症による救急搬送状況をまとめた。5カ月間の救急搬送人数は9万7578人(前年同期比6111人増)で2008年の調査開始以降、最多となったことが分かった。
●マンション管理業協会 287人が合格、合格率は27.5% 2024年度マンション維持修繕技術者試験
(一社)マンション管理業協会(高松茂理事長)は10月28日、2024年度マンション維持修繕技術者試験の合格者を発表した。
●日商・東商調査 高水準の人手不足が継続 多様な人材の活用を
日本商工会議所と東京商工会議所は先頃、人手不足の状況と多様な人材の活躍などに関する調査の結果を公表した。調査は今年7月に全国の商工会議所を通じて実施。2392社から回答を得た。
●65歳以上が総人口の約3割 割合・人数とも過去最高 高齢者の4人に1人が就業
総務省は先頃、「統計からみた我が国の高齢者」を取りまとめた。
日本の総人口は、24年9月15日時点(推計)で1億2376万人(前年比59万人減)と減少局面にある中、65歳以上の高齢者人口は総人口の29・3%(同0・2㌽上昇)にあたる3625万人(同2万人増)となり、割合・人数ともに過去最高を更新している。
●東京ガラス外装クリーニング協会 「第1回ロープアクセス大会2024」を開催 消防分野含む9チームが出場 優勝はチーム「Meister」
(一社)東京ガラス外装クリーニング協会は10月27日、東京都昭島市の昭島倉庫スタジオで「第1回ロープアクセス大会2024」を開催した。
2人1組のチームがロープ作業の様々な技術を組み合わせた四つの競技を競うもので、第1回となる今大会には消防分野からの参加も含む9チームが出場。日頃の研鑽の成果を競い合った。