●2023年度ビル・マンション管理会社売上高ランキング 上位100社の売上総額は4兆円超 売上高1000億円以上は9社
建物管理業界は管理だけでなく、不動産仲介や売買、そのほか複数の事業を手掛ける企業が多い。そのため昨今の不動産流通の活況から不動産売買収益等の伸びが業績のアップにつながったと見られる企業が複数あった。その一方で建物管理業もコロナ禍を脱し、業績を大きく伸ばす企業が見受けられた。業界では、労働力不足や人件費および資材の高騰が続いている。これに対してサービス価格の引き上げが急務となっており、その途上で企業の淘汰や合併が進むものと予想される。ここでは業界動向の指標となるよう、売上高を100社のランキングにまとめた。
●労働市場の未来推計 35年には384万人の労働力不足 1人あたりの年間労働時間が減少
㈱パーソル総合研究所と中央大学のプロジェクトチームはこのほど、2035年における日本の労働力需給状況を予測する「労働市場の未来推計2035」をまとめた。
●PFOS等泡消火薬剤 含有消火薬剤の在庫は209万㍑ 多くの施設で薬剤の代替化進む
環境省は11月1日、有害性や蓄積性が指摘される有機フッ素化合物PFOS等を含有する泡消火薬剤の全国在庫量調査の結果を公表した。
●労働生産性が94年度以降最高 1人あたりの名目労働生産性は882.8万円 サービス産業は停滞
(公財)日本生産性本部は11月13日、「日本の労働生産性の動向2024」を公表した。2023年度における日本の時間あたり名目労働生産性(就業1時間あたりの付加価値額)は5396円(前年度比232円増)となり、現行基準のGDPに基づき算定している1994年度以降で最も高くなった。
●全国ビルメンテナンス協会 25年度に「ビルクリーニングサービスグランプリ」を計画 業界課題への要望書も提出
(公社)全国ビルメンテナンス協会は11月20日、東京都江東区の東京ビッグサイトで第59回定例理事会を開催し、協会規定の改正や全国ビルクリーニング技能競技会に代わり来年開催が計画されている「ビルクリーニングサービスグランプリ2025」の検討状況などについて審議・承認するとともに各委員会から取組状況の報告があった。
●上下水道耐震化状況 激甚災害時に大きな懸念 耐震率は都道府県により大差
国土交通省は11月1日、能登半島地震での教訓を踏まえて実施した上下水道施設の耐震化状況に関する緊急点検の結果を公表した。
●令和6年度「職業能力開発関係厚生労働大臣表彰」 ビルメンテナンス業界から2人が受賞
厚生労働省は11月13日、令和6年度「職業能力開発関係厚生労働大臣表彰」の受賞者(23事業所、14団体、116人)と「職業訓練教材コンクール」の入賞者(15作品)を決定した。
●厚労省 外国人雇用モデル講習会を実施 雇用労務責任者の育成へ
厚生労働省は、採用ノウハウの不足や受け入れ手続きの不安など、外国人雇用に関して事業主が抱える課題に対応するため、23~25年度の3カ年で「外国人労働者雇用労務責任者講習モデル事業」を展開している。
●全国ビルメンテナンス協同組合連合会 新体制で課題解決の取り組みを推進 プロジェクト委員会を発展的に解消 第26回通常総会・全国大会 in 静岡
全国ビルメンテナンス協同組合連合会(澤田英治会長)は11月7日、静岡市駿河区の静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」で「第26回通常総会・全国大会in静岡」を開催。全国7ブロック22組合から20組合が出席(2組合は委任状)し、約140人の関係者が参集した。通常総会では、令和5年度事業報告並びに収支決算・監査報告と令和6年度事業計画・予算案等の6議案について審議し、全て原案通り承認・可決した。
●イオンディライト 「第6回イオンディライト技術コンテスト」を開催 設備、警備、清掃の3部門に分け3日間実施
イオンディライト㈱(本社:東京都千代田区、濵田和成社長)は、このほど施設、警備、清掃の3部門に分けて「第6回イオンディライト技術コンテスト」を開催した。
●グローブシップ 第8回「お取引先セミナー」を開催 テーマは「人手不足社会への挑戦」
総合ビル管理業大手のグローブシップ㈱(本社:東京都港区、矢口敏和社長)は11月21日、東京都千代田区の大手町サンケイプラザで第8回「お取引先セミナー」を開催した。このセミナーは同社が2017年以来、毎年開催している恒例行事(コロナ期間中はウェブ開催)で、今回は『人手不足社会への挑戦』をテーマにセミナーが二部構成で開催された。
●ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2024 過去最多の1.3万人超が来場 BM業界の課題解決のヒントが満載
(公社)全国ビルメンテナンス協会と(一社)日本能率協会は11月20日~22日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2024」を開催した。ビルメンテナンス関係者が一堂に会する国内最大級のイベントである今回のフェアには、152社が323ブースの規模で出展。会場内3カ所に設けられたセミナー会場では、タイムリーなテーマで50近い講演会・セミナーが行われ、いずれも多くの聴講者を集めた。3日間の来場者数は、前回を上回る過去最多の1万3005人(前回比990人増)を記録した。