●空き家 過去最多の900万戸 総住宅数の13・8% 30年間で約2倍に増加
総務省が4月30日に公表した住宅・土地統計調査(速報値)によると、全国で空き家は900万戸にのぼり過去最多となったことが分かった。空き家率(総住宅数に占める空き家の割合)も13・8%で過去最高を更新。少子高齢化が続く我が国では、今後も空き家の増加傾向は続くものと予測される。
●財政検証の前提固まる 更なる被用者保険適用拡大も 基礎年金財政の強化が焦点
厚生労働省は4月16日、社会保障審議会年金部会に被用者保険制度見直しの前提となる財政検証の枠組み案を示した。
今夏をメドに財政検証の結果を年金部会と医療保険部会に報告。検証結果を踏まえ両部会で制度改正について議論し、年末に取りまとめを行う予定だ。
●全国ビルメンテナンス協会・第54回実態調査 ビルメンテナンス業の成長率は1・7% 市場規模は4.63兆円
(公社)全国ビルメンテナンス協会は、このほど会員企業を対象に第54回となる実態調査報告書をまとめた。
●全国ビルメンテナンス協会 維持管理・運用BIM対応を検討 会員の価格交渉を支援
(公社)全国ビルメンテナンス協会は4月23日、東京・西日暮里のビルメンテナンス会館で第56回定例理事会(写真上)を開催し、2024年度事業計画・予算案などについて審議。原案通り決定した。
●東京都マンション管理状況届出制度 対象を「築40年以上」に見直し 長期修繕計画の届け出を必須事項に追加
東京都の「マンションの適正管理促進に関する検討委員会」(座長=齊藤広子・横浜市立大学教授)は、昨年10月から4回にわたり開催された委員会での意見を取りまとめた。
●「全国安全週間」 7月第1週に実施 各事業所で様々な取り組みを
厚生労働省と中央労働災害防止協会は7月1日~7日の1週間、「全国安全週間」を実施する。6月の1カ月間を準備期間とし、各職場における巡視やスローガンの掲示、講習会の開催など様々な取り組みを実施する。
●建設産業社会保険加入状況 交通誘導警備員Bの3保険加入労働者は74% 加入率は上昇傾向
国土交通・農林水産両省は先頃、昨年10月の公共事業労務費調査の一環として実施した建設産業における社会保険加入状況調査の結果をまとめた。対象企業は約2万1000社、労働者は約7万8000人。
●第56回 ペストコントロールフォーラム ねずみ・衛生害虫駆除研究協議会 6月4日は「ムシ(虫)の日」、6月4日~7月4日は「ムシナシ月間」
6月4日は「ムシ(虫)の日」。(公社)日本ペストコントロール協会は、この日から7月4日(ナシ)までの1カ月間を「ムシナシ月間」と定め、衛生害虫等の駆除に力を入れている。このペストコントロールにとって一番重要な時期に合わせ本紙は、さる2月8日~9日に千葉県千葉市の千葉市文化センターで開催された「第56回ペストコントロールフォーラム」を紙上で採録。2日間でのべ726人が参加した今大会は、動物由来感染症に関する特別講演のほか、千葉県における感染症や害虫獣対策の取り組み、高病原性鳥インフルエンザ対応や千葉県のSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の確認状況、成田空港の外来種侵入事例などに関する地元千葉ならではの講演、ペストコントロールの施工トラブルをテーマとしたリレー講演など多彩な発表が行われた。